パッカリング、経年変化アタリを期待できるチェーンステッチ裾上げを１９００年初頭のマシン、ユニオンスペシャル43200G/33700F綿糸で仕上げます。裾上げ即日仕上り、デニムジーンズのリペア修理。ジーンズも作っています。大宮店お持込を歓迎します。お預り＆宅配可能。[火曜定休]

チェーンステッチ裾上げとは

用語：edgelock, loopers, double locked stitch

普段穿いているジーンズ、デニムについて興味を持つと、裾上げのステッチ縫製にも目が向き始めます。足の長さや靴の履き方に合わせて、ジーンズのレングスに目星を点けて切り上げたり、ロールアップを見込んだ長さに仕上げたり。駅近の便利な衣服リペア屋さんでも「パンツの裾上げ」をやってくれます。
でも、ジーンズの裾縫製ステッチは、「ジーンズの長さレングス」を決めるだけではありません。縫製仕様が後々、経年変化の違いに現れてきます。特に当店がオススメしているのが「チェーンステッチ裾上げ double locked stitch」です。


１．お客様が裾上げに望む「結果」です。

次の写真は全て「チェーンステッチ」で裾上げしたジーンズです。ご来店下さる多くのお客様は、この「結果」を望まれます。



程度の差はあれど、いずれも「端が山谷のように凸凹」しており、「色の濃淡が発生」しています。また、「端の山谷が、なんとなく斜めに走る」ように見えます。これらは「パッカリング（シワ、ひだ）」「アタリ（磨耗の濃淡結果）」と言います。
当店ではこの結果に「いずれ」なってくる初期条件を、次の仕様で技術サービスしています。即ち、「チェーンステッチ裾上げ」「ユニオンスペシャル43200G」「太い綿糸」「ジーンズを作る技術」です。さらに裾上げ後の穿く人の生活（穿く、洗う）によって、パッカリングが進み、アタリが増えていくのです。

実は当店が提供する「初期条件」とは、その昔、ジーンズが発明され、リベットが打たれ、ミシンの性能が上がり、double locked stitchと呼ばれるチェーンステッチが採用された当時に近いものです。


２．チェーンステッチの歴史について

チェーンステッチの歴史に興味がある方は、こちらの記事をお読み下さい。
ジーンズチェーンステッチの歴史　https://www.unionspecial43200g.com/doublelockedstitch






３．当店のチェーンステッチの仕上がり。初期状態です。ここからパッカリング、アタリが始まります。







３．当店へのご用命は簡単です


「仕上げたい裾の位置」をご指示下さい。それだけです。
いつも穿いて落ち着く腰の位置に据えて、合わせたい靴を履いて、裾の長さを決めるだけ。
それが最も重要で、最も簡単な決め方です。

４． 既に切ってしまったジーンズ。今からパッカリング、アタリを育てたいのに。

大丈夫です。当店では「既存の裾上げ縫製を解いて」「新たに当店のvintage仕上げチェーンステッチ」を施します。
【ステッチ入替え】【切らない裾上げ】　 https://www.ashoes.co.jp/fs/ashoes/jeanschianstitch/ashoesrepairservice69512